TOP > 医師転職事例集:ママさん医師の決断
医師転職事例集
ABEを通じて転職された医師の方々の成約事例です。
転職をお考えの方々の参考になればと存じます。
ママさん医師の決断
経験12年のE医師は、週6日勤務と週1.5回の当直勤務と月2・3回の休日出勤という条件で、ほとんど休みなく働いていました。
入職前の話とだいぶ違う勤務形態でしたが、E医師は責任感が強く、勤務時間を減らすことができなかったようです。
E医師は、同じく医師の夫の妻であり、3人のお子さんの母親でもあります。
男性医師でもねをあげそうな勤務条件をこなしてこられたE医師の頑張りに敬意を表すとともに、仕事と家庭のバランスを取れるような職場を紹介したいと思いました。
E医師は、女医さんだからといって自分だけ特別扱いされることは、いさぎよしとしない方なので、医師の体制が充実していて、他の医師と連携して患者を診ていける施設を紹介しなければなりません。そこで、内科の常勤医が複数いる地域の中核病院を紹介することにしました。
面接では、理事長先生や院長先生から職務内容の説明が行われ、事務次長さんからは勤務表まで見せていただき、特定の医師だけに負担がかからないように、常勤医が順番に日当直に入っていると説明を受けました。
勤務日数や当直回数が減るのはもちろんですが、医師同士の協力関係が大変良いことにE医師は好感を持たれたようです。
E医師のことは、理事長先生、院長先生ともに気に入っていただき、ぜひ一緒に働きましょうと言っていただきました。
他の誘いもあっていろいろ迷っていたE医師でしたが、入職前に勤務体系のことを含めて最も詳しく条件が提示されたこの病院に赴任することを決めてくださいました。
私は、E医師の医師としての仕事とご家庭の両方を守るには、転職先の病院にE医師個別の勤務体系を認めてもらうというより、現在勤務している医師の勤務形態を具体的に聞いて判断していただき、他の医師と同等の勤務をすることで、スムーズな転職が可能になり、長続きする秘訣と思いました。
責任感が強く、手をぬくことはしない頑張り屋のE医師のお役に立てたのではと自負しています。(A)