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Step5 面接での留意事項

 面接は通常、理事長、院長、事務長、診療科の責任者らの同席のもとで行われます(弊社の場合は原則として担当者も同席)。  内容は、施設の運営方針・治療方針についての説明、在籍の医師・看護師・コメディカルスタッフの仕事状況、院内の設備・機器の見学などが中心になります。施設によっては、経営計画についての意見を求められる場合もあります。
  どのような医療施設でも、面接ではコミュニケーション能力が重視されます。履歴書では伝えきれない自分をアピールするのが面接と理解してください。

面接はゆとりをもって

 面接の場所には、指定の時間よりも10分程度前に到着するようにしましょう。事前にトイレに行ったり、医師紹介会社の担当者と段取りの打ち合わせを済ませたりして、落ち着いた気持ちで面接に臨みましょう。

履歴書を出すタイミングは

 面接のときには履歴書の提出が求められますが、そのタイミングというのは意外と大事です。
 部屋に通され、挨拶を交したら、その場で提出するように心がけてください。好印象を持たれます。くれぐれも出し忘れ、出し遅れがないようにしてください。

共通の知人らがいたときは

 医療界は広いようで狭い世界です。学歴や職務経歴を見て、共通の知人・友人・先輩・後輩について聞かれることがあります。
  もしそうした人がいた場合、その人に対して好印象を持っている場合とそうでない場合があります。共通の知人らについて聞かれたときは、前者の場合は親近感を持って、後者の場合は少し距離をおいて話すほうが賢明です。いずれにしても悪口は慎みましょう。

不平・不満をいわない

 面接ではよく転職の理由を聞かれることがあります。前職について不平・不満があったとしても、それをストレートにいうと悪口や愚痴のように伝わることがあるので、不平・不満は控え、あくまで前向きな姿勢で転職の理由を語るようにしましょう。

事前に予備知識を得ておく

 面接は双方の意思確認ですから、自分の意思を伝えるとともに、ある程度は先方のことを知っておく必要があります。まったくなにも知らない状況で面接すると、転職の意思に疑問を持たれることがあるからです。
  また就労条件については、事前にある程度紹介会社を通じてつめておき、不明な点のみ聞くようにします。たとえば、診療内容についての質問は、医師らしい好印象を与えます。

服装にも気を配る

 初対面の印象はとても大事です。好感を持たれるように、清潔な服装で面接に臨むようにしましょう。

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